KDDI、沖縄セルラーは1月12日、25歳以下で「データ定額5/8/10/13」に契約したユーザー向けに25歳までデータ容量(5Gバイト)を毎月プレゼントするキャンペーンを1月14日より開始すると発表した。期間は5月31日まで。
さらに25歳以下のユーザーとその家族を対象に、新規の契約(MNP含む)時に「データ定額5/8/10/13」を契約すると毎月のデータ定額料金から最大1年間1000円を割引く(LTEフラットの契約の場合は、最大1年間934円割引)。このキャンペーンは、既にauを利用している25歳以下のユーザーも期間中に機種変更をすれば、同様の特典が受けられる。
たとえば、データ定額5に契約すると、通常は5Gバイトで5000円のところ、学割適用をすることで10Gバイト(5Gバイト+5Gバイト)で4000円(1000円値引き)、さらにauスマートバリューを適用すれば10Gバイトで2590円(1410円の値引き)となる。
5Gバイトのデータを受け取るには、ユーザー宛に毎月届く容量の増加の通知をもとに、「デジラアプリ」を起動してデータをチャージする。受け取れるのは、26歳の誕生月までという。
KDDIによれば、10代、20代におけるスマートフォン浸透率は、2015年9月末時点で約80%という。スマートフォンの平均データ利用量(月間)は、au全体で3.6Gバイトに対して13歳~25歳(学生世代)では5.3Gバイトとなっており、さらに増加傾向にあるという。若い世代が、主に何に使っているのかといえば動画だ。13歳~25歳(学生世代)では、約4割が契約のデータ容量(月間)を超過しており、契約データ容量に対して、より大容量へのニーズが顕在化しているとした。
KDDI代表取締役社長の田中孝司氏は、「1年前に三太郎シリーズのCMをスタートした。2016年の新CMは、今年もいろいろありそうだなというイメージをもってもらえればと思っている。今年は“ドッカーン”という思いでいきたい」と切り出した。
「今から15年前、学割といえばauだった。最近は変わってきており、いまの学生さんは、お金がないんじゃなくてデータが欲しい。実際にヒヤリングしてきた。auどうしていくのか? 今年の学割はドッカーンと考え方を変えてみた。今年は違うauの学割。25歳まで毎月ずっと5Gバイトプレゼントすれば不自由がなくなる」と説明した。
仮に中学1年生の場合、毎月5Gバイトを積み重ねていくと25歳までに合計780Gバイトになるとし、田中氏は「ドッカーンと、へろへろになるぐらい値引いた」と自信を見せる。「今回は相当ガツンといったので、他社が追従するのは大変かと思うが、もし追従して来たら考える。auって今年は違うよね、ということ。auは学生を超応援していくので、皆さんも超応援してほしい」と呼びかけた。
さらに、「これ以上親に頼りにくい」といった声もあるとし、学生がアルバイト代などで容量を追加購入できるよう、auショップでデータチャージカードを販売する。1.5Gバイト、3Gバイト、5Gバイトの3種類。au WALLETももっと自由にチャージしたいとの要望があるとし、1000円、3000円、5000円のカードを販売する。
なお、政府はキャリア3社にデータ利用容量の少ない人に向けた低価格プランを要望しており、ソフトバンクが先陣を切って1Gバイトまでのデータ通信ができるプランを4月以降に導入することを発表している。KDDIは、若年層はデータ容量が足りない傾向にあるが、60代では1Gバイトプランの要望が24.8%あるとし、「Coming soon。もう少ししたら1Gバイトプランも発表したいと思っている」とコメントした。
このほか、KDDIは2016年春モデルとして4機種を発表している。
25歳以下の若年層に向けたキャンペーンは、ソフトバンクも同日、電力サービス「ソフトバンクでんき」とともに「ギガ学割」を発表している。
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