Googleは、「Google Play」ストア、アプリ、サービスを中国市場に再参入させたいと考えている。中国を拠点とするLenovoのモバイル事業部門幹部Chen Xudong氏によると、それは2016年中にも実現するという。
9to5Googleによると、Tech.Chinaが米国時間1月11日にこのXudong氏のコメントを報じたが、同氏は再参入が実現するとみられる具体的な時期については明言しなかったという。
それでもXudong氏の発言は、中国撤退から数年を経て、Googleが同国でGoogle Playストアの特別版を立ち上げるという2015年の報道と合致する。またその後、「Android」担当エンジニアリングディレクターのDavid Singleton氏も、「Android Ware」搭載のスマートウォッチ「Moto 360」が中国で発売されると述べている。Googleのスマートウォッチ用プラットフォームであるAndroid Wearにとって、Googleのアプリとサービスは欠かせないものだ。
Androidそのものは、中国の多くの携帯電話端末で使用されているが、それはGoogleに売り上げをもたらすバージョンではない。中国の端末メーカーは、中国を本拠とする他社のサービスやアプリストアと組み合わせて「Android Open Source Project」(AOSP)ソフトウェアを利用している。
しかしGoogleは、巨大な人口を擁する中国市場を無視することはできず、AOSP版Androidの搭載端末や、同国で売り上げを伸ばしているAppleの「iPhone」にいつまでも市場を譲っているわけにはいかない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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