ビジネスパーソンなら、いつ英語ができることを求められたとしても、おかしくない。会社が外資系に変わることもあれば、取引相手と英語でなければ話が進まない場合もある。そのような時に、間違った方法で悠長に勉強をして、時間をムダにしている暇はないはずだ。
本書では、「第二言語習得論」に基づいて勉強することで、最も効果的に英語学習を進めることができる「シナリオ」を提供している。著者は、まずありがちな「間違った思い込み」を捨てて欲しいと言っている。英語ができるようになるポテンシャルがあるのに、間違った思い込みで、その芽を自ら摘んでしまっていたとしたら、どれほどもったいないことか。そして、シナリオに従って勉強すれば、TOEIC400点程度の人が、半年でTOEIC600点になることは十分に可能だと言う。600点もあれば、ビジネスで通用する英語の素地ができたと言える。
本書には学習シナリオに沿って、独学にお勧めの教材が、分野別に紹介されている。短期間で基礎固めをするには、教材の善し悪しを、自分で試して見極めている時間はないし、すでに「良い」と実証されている教材を、シナリオ通りに学習するのが最短の近道だ。また、文法のコアを学べる付録も付いているので、非常に学習しやすい。時間がなくて、効率の良い学習方法を探している人は、まず試してみるに限る。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」