ワイヤレスのキーボード入力を安全に--日本MS、データ暗号化技術「AES」対応モデル

 日本マイクロソフトは1月8日、データ暗号化技術「AES」に対応したワイヤレスキーボード「Wireless Desktop 900」と「Wireless Desktop 3050」を1月15日から発売すると発表した。

 Wireless Desktop 900は、AESの搭載に加え、シンプルなデザイン、長いバッテリ寿命(2年)、ソフトキーボードによる静穏性を備える。価格は4980円(税別)。

「Wireless Desktop 900」
「Wireless Desktop 900」

 Wireless Desktop 3050は、薄型キーボードと、BlueTrackテクノロジによる高性能トラッキング技術を搭載したマウスがセットになった「Wireless Desktop 3000」にAESが搭載された後継製品だ。価格は6480円(税別)。

「Wireless Desktop 3050」
「Wireless Desktop 3050」

 AES対応により、キーボード入力したデータは、ワイヤレス接続したパソコンやタブレットに暗号化されて送信されるため、パスワードやクレジットカード番号などの重要な情報の流出リスクを最小化できる。各キーボードは、製造段階で受信機と恒久的に関連付けられ、解読に必要なキーにアクセスできないようファームウェアが開発されており、個人ユーザーだけでなく法人でも安全に使用できる。

 なお、AESは米国標準技術研究所(NIST)によって作成された電子データ暗号化の仕様だ。FIPS-197標準のもとで承認された暗号化テクノロジとして、米国連邦政府に採用されている。今回の2製品の発売により、日本マイクロソフトの2.4GHzのワイヤレス接続キーボード製品全てに、AES機能が搭載されることになるとしている。

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