Lenovoは米国時間1月4日、「ThinkPad X1」シリーズのラインアップ拡充を発表した。
新たにラインアップに加わるのは、3種類のモジュールを追加搭載可能なモジュール式タブレット「ThinkPad X1 Tablet」だ。具体的には、タブレットの使用可能時間を10時間から15時間に延ばす5時間バッテリモジュール、ピコプロジェクタとHDMIポートを含むプロジェクタモジュール、そして、Intelの「RealSense」カメラを使用するイメージングモジュールを利用できる。
X1 Tabletでは、フルサイズのマグネット式「ThinkPad」キーボードを使用することが可能だ。このキーボードは、本体の中心にポインティングスティックを備えるほか、3つのボタンを含むThinkPadの標準仕様のトラックパッドも搭載する。X1 Tabletは、Intelの「Core M7 vPro」プロセッサ、最大16GバイトのLPDDR3メモリ、1基のUSB3ポート、1基の「USB Type-C」ポート、最大1テラバイトのSSDストレージを備える。ストレージはmicroSDスロットで拡張可能だ。nano-SIMポートを備えており、LTE-Advanced通信をサポートする。
ディスプレイは12インチ、2160×1440のIPSパネルで、タブレット単体の重さは795gだ。
コンバーチブルノートPCの使用例に対応するため、ThinkPad X1シリーズのラインアップに「ThinkPad X1 Yoga」が追加された。X1 Yogaは厚さ17mmのコンバーチブルで、サムスンのOLEDディスプレイをオプションで選択することができる。Intelの「Core i7」プロセッサ、16GバイトのDDR3メモリ、1テラバイトのNVMe SSDストレージ、LTE-A通信を含む構成が可能だ。
従来型ノートPCのカテゴリでは、「ThinkPad X1 Carbon」の2016年モデルは、サムスンが2015年9月に発表した1テラバイトのサムスンM.2 NVMe SSDストレージとLTE-Aを利用できるようになった。
X1 TabletとYoga、Carbonはすべて、通信機能と動画出力、USBポートを含むオプションのWiGigワイヤレスドッキングアクセサリを使用可能だ。CarbonとYogaでは、65Wの電源アダプタが標準のものと比べて58%小型化、50%軽量化したとLenovoは主張している。
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