Microsoftは米国時間12月18日、「Outlook on the Web」と「Outlook.com」に対し、正しい連絡先をすばやく検索できるように連絡先候補を表示する機能と、フライト時間をユーザーのカレンダーに自動的に追加する「Events from email」(電子メールからのイベント)機能を近くリリースすると発表した。
電子メールからのイベントを追加する機能は、2016年1月初旬に「Office 365 First Release」のユーザーと、新しいOutlook.comのプレビュー版に移行したユーザーに提供される。Microsoftは、3月には提供範囲をさらに拡大するとしている。
電子メールからのイベントはユーザーのカレンダーに保存されるため、「Office 365」またはOutlook.comのメールボックスに接続するすべてのバージョンの「Outlook」(PC、Mac、「iOS」、「Android」)に自動的に表示される。ただし、デフォルトでは非公開と設定されるため、ユーザーがカレンダーを他者と共有している場合、共有先のユーザーにはフライト確認情報は自動的には表示されない。
最初のリリース時にサポートされるのは、Expedia、Southwest Airlines、American Airlines、United Airlines、Delta Airlines、Alaska Airlinesのフライト確認情報。
連絡先候補を表示する機能は、1月中旬にOffice 365 First Releaseユーザーにリリースされた後、3月にはOutlook.comの新しいプレビュー版を使用するユーザーを含む、それ以外のユーザーにも提供される予定だ。Microsoftは2016年前半にこの機能を、PC、iOS、Android向けのOutlookでも使用できるようにする予定。18日のブログ記事によると、「Mac向けOutlookに対するリリース時期については検討中」だという。
Office 365商用サブスクリプションでOutlook on the Web(「Business」「Enterprise」「Education」プランのすべて)を利用するすべてのユーザーに、これら両方の機能が提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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