Appleのモバイル決済サービス「Apple Pay」が世界最大のスマートフォン市場に進出することがついに確実となった。
カリフォルニア州クパチーノを拠点とするAppleは米国時間12月17日、China UnionPay(中国銀聯)と提携し、中国のApple Payユーザーがクレジットカードやデビットカードを同モバイル決済サービスに加えられるようになることを発表した。Appleは、同サービスの開始時期が規制当局の試験と認定後となり、早ければ2016年初旬となるとしている。
Appleでインターネットおよびサービスを統括するEddy Cue氏は「中国はAppleにとって非常に大事な市場であり、China UnionPayおよび中国内主要銀行15行のサポートにより、ユーザーは便利でプライベート、そして安全な支払いエクスペリエンスを間もなく得るようになる」と声明で述べた。
今回の提携に関する諸条件は明かされていない。
Apple Payは、2014年に米国で提供開始となったのを皮切りに他国へも拡大している。同サービスは、「iPhone 6」「iPhone 6s」「Apple Watch」などのデバイスから近距離無線通信(NFC)経由で買い物の支払いを出先であっても済ますことを可能にする。また、Apple Payは、指紋を使うだけでiPhoneや「iPad」上にあるアプリ内の支払いも可能にもする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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