Microsoftのデータによると、2015年にはエクスプロイトキットが5件のゼロデイ脆弱性を悪用し、パッチが公開されてから10日以内に攻撃された脆弱性は6件あったという。同社は、ドライブバイダウンロードに対する新たな防御策により、「パッチ未適用の場合でも、ユーザーが感染する前に(ゼロデイ攻撃を)防ぐ可能性がある」と主張している。
Microsoftによると、SmartScreenによる新しい防御策は、ウェブコンテンツがパースされたりレンダリングされたりする前にドライブバイダウンロード攻撃を阻止することを目指しているという。SmartScreenは、小さいキャッシュファイルを作成して定期的にアップデートし、ページに悪意あるコンテンツが含まれている可能性が高い場合には、サービスを呼び出す。
その場合、EdgeとIE 11は赤色のスプラッシュページを作成し、「このウェブサイトは安全ではないと報告されている」と警告してMicrosoftに報告する。ユーザーはそれでも警告を無視してページを閲覧できるが、Microsoftは無視しないよう推奨している。
新しいSmartScreenは、悪意ある広告に利用されることが多い悪意あるフレームにもうまく対処する。SmartScreenでは、広告が掲載されているページをブロックするのではなく、悪意ある広告を隔離するようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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