評価額が10億ドルを超える新興企業の1つとして、Slackはここ2~3年で急速に成長し、多くの忠実なファンを獲得してきた。
さらに大きく、そしておそらくはさらに速いペースで成長することを目指す同社は米国時間12月15日夜、2つの重要なプラットフォーム拡大計画を明らかにした。
第1の計画は、「Slack優先」のアプリを持つ他社(つまり、自社のコア製品にSlackの機能を統合した企業)に供与される、8000万ドルの初期投資ファンドの新設だ。
この資金プールは、ベンチャーキャピタルでも最大手の数社、具体的にはAccel、Andreessen Horowitz、Index Ventures、KPCB、Spark、およびSocial+Capitalの支援を受けている。
また、Slackはデジタルアプリディレクトリを開設し、テクノロジ業界のより著名な企業との結びつきについても強化しようとしている。
発表と同時に公開された「Slack App Directory」には、立ち上げ時点で仕事に役立つ150のアプリが収められている。これには「Google Drive」「Dropbox」「Twitter」などのよく知られたアプリが含まれる。
今やSlackの1日あたりのアクティブユーザーは200万人以上を数える。さらに同社によると、現時点までに少なくとも4000のプラットフォーム統合が、約220万回インストールされたという。
Slackは10月、ユーザーグループを作成するオプションの提供を開始し、1つのメッセージを1つのチャンネルに投稿する方法に代えて、ユーザーが組織内の全部署に一斉メッセージを送信できるようにした。また、同社はこのグループ機能に合わせてAPIをアップデートしており、これにより開発者はプログラムに基づいたグループの作成や管理をサポートするアプリを作成可能になった。
これらはすべて、6月にSlackがGoogleやTwitterで経験を積んできたApril Underwood氏を迎え、同氏がプラットフォーム関連製品の中でも、特にAPIの統合と開発者対応を担当するようになってから実現したものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス