自警的ハッカー集団のAnonymousは米国時間12月11日、米大統領選挙に向けた共和党の候補者指名争いで首位に立つDonald Trump氏を標的にすることを明らかにした。Anonymousは、過激派組織「ISIS」やウエストボロ・バプティスト教会、農業バイオテクノロジ大手Monsantoを標的とした攻撃でも知られている。報道によると、この声明の発表後まもなく、同候補者がニューヨークに所有するトランプ・タワーのウェブサイトがオフラインになったという。
AnonymousはYouTube動画で声明を発表し、Trump氏を標的とした理由について、同氏がイスラム教徒の米国入国禁止を提案したためだと述べた。こうした政治的姿勢は先週、激しい非難と議論を呼んだ。
Trump氏の声明と政治的姿勢はこれまで、激しい怒りやブログ投稿、話題の火付け役となってきた。これらはすべて、アメリカの政治を語る上で一般的なテーマとなっている。
Anonymousは今回、自身のハッキングリソースを投入して大統領候補を公然と攻撃する作戦に転換した。
Trump氏陣営に電話によるメッセージと電子メールでコメントを求めたが得られていない。トランプ・タワーのウェブサイトに記載されているセキュリティ企業のCloudFareは、同ウェブサイトが自社のソフトウェアを使用しているかどうかは明かさなかった。同ウェブサイトは約1時間ダウンし、その後復旧している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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