2015年第3四半期に全世界で2100万台のウェアラブルデバイスが出荷された。前年同期に比べると3倍もの急増で、「Apple Watch」に代表されるスマートウォッチが市場拡大に貢献したらしい。
一般的にスマートウォッチはスマートフォンのコンパニオンデバイスであり、スマートフォンなしでは機能が限定される。だからといって、以前紹介した“腕スマホ”「Rufus Cuff」のようなガジェットは大げさだ。
そこで、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中の、スタンドアロンで機能するスマートウォッチ「Omate Rise」はどうだろう。
Omate Riseは、OSとしてAndroid 5.1(開発コード名「Lollipop」)を搭載し、Bluetoothのほか無線LAN(Wi-FI)で通信可能なスマートウォッチ。AndroidスマートフォンやiPhoneと連携するうえ、単独で3G携帯電話ネットワークに接続可能なため、スマートフォンなしで各種機能が利用できる。
フェースはマルチタッチ対応タッチスクリーンで、1.3インチ(360×360ピクセル表示)ディスプレイを内蔵。Android 5.1上にユーザーインターフェース「Omate User Interface(OUI) 4.0」を組み合わせ、タッチ操作可能とした。内蔵メモリーは、RAMが512Mバイト、ストレージが4Gバイト。
メールやテキストメッセージの受信、返信、各種通知の表示などのほか、内蔵マイク&スピーカで通話やボイスメモ録音も可能。GPSによるナビゲーションも利用できる。加速度センサやジャイロスコープも搭載しており、フィットネス用トラッカーとしても使える。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間12月9日14時)でキャンペーンはあと約29時間で終わるが、すでに目標の7倍近い20万ドル弱の資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス