IDCは、世界ウェアラブルデバイス市場に関する調査結果を発表した。それによると、2015年第3四半期の出荷台数は2100万台で、前年同期の710万台から197.6%も増えていた。
出荷台数1位は引き続きFitbitだが、2015年4月の発売から2四半期経過した「Apple Watch」が好調でFitbitに迫り、早くもウェアラブルデバイス市場は2強体制になった。そのほかには中国ベンダーの成長が目立つものの、中国以外の市場での出荷台数はまだ少ない。また、BBK傘下の中国ベンダーXTCがランクインし、Samsung Electronicsがトップ5圏外へ落ちた。
出荷台数の上位5ベンダーなどの状況は以下のとおり。
1位:Fitbit
2位:Apple
3位:Xiaomi
4位:Garmin
5位:BBK
その他
合計
ウェアラブルデバイスの種類に着目すると、スマートウォッチが注目を集めているものの、ウェアラブル型フィットネス用トラッキングデバイスの需要を奪っていないという。両タイプのデバイスは今後もそれぞれ成長を続け、機能面でウェアラブル選択の幅が広がる見通し。
IDCは、こうした選択肢の広がる現象が価格面でも起きると予想する。
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