2015年は「Apple Watch」の登場や、Tag Heuerといった高級ブランドから新しい端末が発売されたことで、ウェアラブル技術が大きく成長を遂げると見られるが、出荷台数に関する最新のデータからもその事実が裏付けられている。
調査会社IDCによると、2015年第3四半期における世界のウェアラブル端末出荷台数は、前年同期から約200%急増し、総出荷台数が2100万台に達したという。
ウェアラブルは依然として特殊な端末という印象があるが、売り上げの急増は、徐々にではあるがその普及が確実に進んでいることを示唆している。これまで、FitbitやGarminといった人気企業のフィットネストラッカーがスマートウォッチの販売台数を上回っていたが、市場シェアでみると、フィットネスバンドの売り上げを侵食しない形で、スマートウォッチの追い上げが始まっている。その理由がApple Watchだ。
2015年に市場に参入したAppleは第3四半期、世界ウェアラブル端末市場の第2位につけ、全市場シェアの18.6%に相当する390万台を出荷した。世界的にみると、ウェアラブル端末メーカーの首位は相変わらずFitbitであり、同社の出荷台数は230万台から470万台に増加した。一方で、Appleの成功に影響され、市場シェアの一部を減らしている。
ウェアラブルブランド上位5社のうち、残る2社は中国のメーカーXiaomi(シャオミ)とXTCとなっている。そのうち、XTCがランクインしたことで、サムスンは圏外に落ちた。XTCは2015年、同社初のウェアラブル端末として子ども向けのスマートウォッチの提供を開始し、唯一、同事業を展開している中国において70万台を出荷している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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