Astell&Kern、「AK320」を約25万円で--ハイレゾスタンダードモデル

 アユートは、Astell&Kernブランドのポータブルハイレゾプレーヤー「Astell&Kern AK320」(AK320)を、12月18日に発売すると発表した。直販税込価格は24万9980円になる。AK320は11月に発表されていたが、発売時期と価格については明らかにされていなかった。


「AK320」

iriverのVice presidentであるJames Lee氏

 iriverのVice presidentであるJames Lee氏は「Astell&Kernはわずか3年で、8つのハイレゾプレーヤーを発売した。その間、ほぼ毎月のように日本を訪れたが、日本のオーディオファンの方々から数多くのリクエストをいただき、その意見をもとにモデルを改善してきた。こうした流れは非常に重要だと考えている。AK320は最上位モデル『AK380』のすぐ後に発表されたモデル。AK380のDNAを受け継ぎつつ、異なる筐体素材や基盤を採用することで、音質も違うもの仕上がっている」と日本市場の位置づけとAK320について話した。

  • ハイレゾプレーヤーの歴代ラインアップ

  • 「AK320」と「AK380」のスペック比較

  • アルミ素材のフロントカバーは525gの塊から削り取って作成する。完成時の重量は41.5g

 AK320は、最上位モデルであるAK380と同じ、旭化成エレクトロニクス製の「VERITA AK4490」をデュアルDAC構成で配置。基本設計を踏襲しながら、より多くの人に手にとってもらえるようにと商品化された。

 ネイティブ再生は、192kHz/24bitまで対応。352.8kHzは176.4kHz、384kHzは192kHz、32bitは24bitにダウンコンバートし、DSD はPCM176.4kHz/24bitに変換する。

 超低ジッタを実現する電圧制御水晶を採用し、忠実で正確なサウンドを実現。音質調整には「パラメトリックEQ」を搭載し、より高度な音質調整が可能になったとしている。

 96kHz/24bitのUSB DACとして使用できるほか、Bluetooth 4.0によるワイヤレス再生もサポート。独自の「AK Connect」を使用すれば、Wi-Fi経由で同一ネットワーク内にあるPCやNAS内にある音楽データのストリーミング再生が可能だ。

 サイズは高さ112.4mm×幅75.2mm×奥行き16.5mmで、重量約217g。AK380用のオプションであるヘッドホンアンプ、XLRバランス出力搭載により、ハイエンドオーディオシステムやパワードモニタスピーカと接続できる「Cradle」との接続にも対応する。

  • ボディ素材にはアルミニウムを使用。4.0型のタッチディスプレイを搭載する

  • リアパネル

  • サイドの操作ボタン部とボリュームノブ

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