アユートは9月15日、Astell&Kernブランドから、インナーイヤー型ヘッドホン「Astell&Kern AK T8iE ブラック」(T8iE)を発表した。独のヘッドホンブランドbeyerdynamicとのコラボレーションモデルになる。発売は10月下旬。想定税込価格は15万円前後になる。
T8iEは、独ベルリンで開催された「IFA」にて世界初公開されたモデル。日本でも8月に発表しており、今回発売時期や価格などの詳細が明らかになった。
Astell&Kernとbeyerdynamicのコラボレーションモデルは、ポータブルヘッドホンアンプ「A200P」、ヘッドホン「AK T5p」に続く第3弾。beyerdynamicの1テスラを超える磁束密度を生み出す「テスラテクノロジー」を初めてインナーイヤー型ヘッドホンへと搭載した。
そのため、従来のテスラヘッドホンの特徴であるリング型のマグネットを16分の1へと小型化。可動コイルには透けて見えるほどの極薄加工を施すなど、コンパクトさを追求した。
本体は銅、クロムにプラスαのコーディングを施した3層構造を採用。プラスαのコーティング部分は企業秘密として明らかにしていない。キズに強く、耐久性にも優れるとしている。
シングルドライバですべての周波数帯域を伝送し、低域から高域までシームレスなワイドレンジ再生を実現。周波数特性は8Hz~48kHz。
ケーブルはMMCXの着脱式で、3.5mmのヘッドホンケーブルのほか、Astell&Kern用のバランスケーブルも付属。イヤーチップはシリコン製のXL、L、M、S、XSの5サイズとコンプライのS、M、Lサイズが付属する。装着は耳の上にケーブルを通す耳掛け式となる。
発表会場にはiriverのVice presidentであるJames Lee氏が登場し「beyerdynamicはオーディオブランドのナンバー1メーカーだと思っている」とコメント。続いて登場したbeyerdynamicのHead of Business Development Audio ProductsのThomas Halbgewachs氏はほとんどの作業をハンドメイドで作っているというbeyerdynamicの作業工程について説明した。
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