アドビ、3Dキャラを作れる「Adobe Fuse CC」プレビュー版を提供--「Photoshop CC」と連携

Lori Grunin  (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2015年12月02日 11時19分

 Adobeが米国時間11月30日、「Photoshop CC 2015」のアップデートを提供開始した。アップデートされたPhotoshop CC 2015で最も素晴らしい新機能は、「Poser」に似たMixamoのアプリケーション「Fuse」との統合で、これによりPhotoshop内で3Dのキャラクターを構築し、アニメーション化したり合成したりできる。Adobe Systemsは2015年6月にMixamoを買収していた。Adobe Fuseは「プレビュー版」として登場したが、これはAdobe独自の表現で、一般にはパブリックベータと呼ばれるものだ。

 Fuseはまだ完成には至っておらず、外観も通常のAdobeアプリケーションには及ばないが、Mixamoの買収から6カ月も経っていないことを考えると、筆者は統合がこれほど早く実現したことに感銘を受ける。Fuseアプリケーションでは、体の部分から人体を組み立てて、改変可能なプリセットから外見(肌の色、体形、髪など)や衣服を選んでカスタマイズし、すべての衣服のテクスチャを変更したり調整したりする。Fuseで作成した人体は、以前のようにMixamoにアップロードしてアニメーション化したり、ライブラリに追加してPhotoshopに取り込んだりできる。

 Photoshopでは、あらかじめ用意されているポーズやアニメーションを適用して(これらを変更できる機能は限られている)、ドキュメントに合成する。以前から3Dワークスペースで利用可能だった照明とテクスチャのバリエーションをすべて適用できるほか、Fuseの各テクスチャはペイントなどに利用できる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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