リコーは、オフィス内のさまざまな場所に点在するドキュメントをiPadに取り込み、閲覧や出力できるiPad用アプリ「RICOH TAMAGO Clear Book」を公開した。App Storeから無料でダウンロードできる。対応はiOS 8以上、iPad 3以降またはiPad mini 2以降iPadのみ。iPhoneは対応しない。
RICOH TAMAGO Clear Bookは、外出先からVPNを介して社内に設置したWindowsファイルサーバーをはじめ、リコーの提供するオンプレミス型プライベートクラウドサービス「RICOH e-Sharing Box」や文書管理ソフト「Ridoc Smart Navigator V1/V2」にアクセスし、ドキュメントの検索や閲覧、ダウンロードができる。さらに、リコー製複合機やプリンタでの印刷、プロジェクタへの投影も無線で行える。
対応するファイルは、画像(JPEG/PNG/GIF/TIFF/BMP)とPDF、Office文書(PowerPoint、Excel、Word)。ファイルは、Windows共有文書を専用の簡単接続ツールでQRコード化し、iPadのカメラ機能でQRコードを読み取るとClearBookにファイルを共有できる。第三者に配りたいときは、Wi-Fi、Bluetooth経由、メールやAirPlayなどで共有可能だ。
独自の自動機能めくり機能を持ち、ビューアとしても便利に使える。指で1枚ずつめくるだけでなく、画面の端を長押しすると自動ページめくりが行える。端に行くほどめくる速度が速くなり、厚みのある本を指でパラパラめくるような感覚が味わえる。
さらにダウンロードしたドキュメントに、矢印や「DRAFT」などのスタンプを付与できる。用意されているスタンプだけでなく、スタンプを自作することも可能だ。
TAMAGOシリーズは、“ビジネスのたまご”としてリコーが提供するものだ。アイデアをいち早く届けながら、ユーザーからもフィードバックを得ることで、新たな価値を創造したいとしている。
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