日本通信、ドコモ網とソフトバンク網を利用するデュアルネットワーク製品

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 日本通信は12月1日、同社のデュアルネットワーク戦略を実現する新製品第1弾として「2SIMルータ(トゥー・シム・ルータ)」を発売した。

 2SIMルータは、基本的にはエンド・トゥ・エンドの通信サービスとして疎通確認をしながら動作し、ドコモ網を主回線、ソフトバンク網を副回線として使うことで、主回線に何らかの障害が発生した場合、副回線に切り替わって通信を継続。あらかじめ設定してある切替ロジックに基づき主回線に復帰できる。これにより、単独回線での通信と比較して、飛躍的に信頼性が高められるという。

 なお、主回線から副回線およびその逆の切り替えは、使用目的に即してさまざまなロジックをリモートでプログラムできる柔軟性を備えている。

 同社によると、IoT(Internet of Things)やM2M用途の無線通信サービスのニーズが急速に高まっており、米国ではATM向けに実績を誇る無線専用線(同社の特許技術を利用)が多数の引き合いを受けているという。

 また、センサーネットワークとして現場の情報を収集することが主眼だったM2M利用から、収集したビッグデータを活用して現場の機器類をコントロールする利用に移りつつあり、モノを確実にコントロールする必要性が高まるほど、通信の信頼性への需要も高まっている。

 そのような背景から、セキュアかつ信頼できる無線通信サービスの要求を満たすデュアルネットワークの2SIMルータを発売したとのことだ。IoT利用については、2SIMルータが管理する通信状況をAPIとして提供してほしいというニーズがあり、そのニーズに対して積極的に応えるとしている。

 デュアルネットワークサービスの想定価格は、主回線および、副回線を無線専用線として使う場合やデータ量などに応じるほか、柔軟な料金体系としてパートナー企業を通して提供するという。

 同社では、日本で稼働しているISDN回線約350万回線、法人向け専用線約140万回線の合計490万回線を2SIMルータのターゲットとしているが、昨今のIoTへのさまざまな業界の取り組みを受け、既存の490万回線に加えて、はるかに大きな新規需要を見込んでいるという。

 2SIMルータの発売にあたり、日本通信の代表取締役社長である福田尚久氏は、「来春には、『2Moduleルータ(トゥー・モジュール・ルータ)』を投入することで、お客様のニーズに合わせたデュアル・ネットワーク・ソリューションをお選びいただけるようになります」とコメントしている。

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