自転車で移動する際に欠かせないのが、愛車を盗まれないようにするためのロック。鍵を持ち歩くのは面倒だし、落としたりしてなくすと立ち往生する。番号を合わせるナンバー式ロックは、ロック解除に手間がかかる。
そこで、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の指紋認証式ロック「Grasp」を紹介しよう。
Graspは、U字ロックやD字ロックと呼ばれるタイプの自転車用ロック。鍵を使わず、指紋で持ち主かどうか認証してロックを解除する。鍵を持ち歩いたり鍵穴に挿したりする必要がなく、使いやすい。
さらに、“U字”の部分が分かれて自転車を挟み込む独特の機構を採用しており、ワンタッチで装着と取り外しができるようになっている。片手で扱えて、荷物があるときも煩わしくない。
ボディは自転車を傷つけないようプラスチック製だが、十分な強度がある。
ロック解除に使う指紋は、スマートフォン用アプリで登録する。最大20個の指紋を登録できるので、自分の指紋を複数登録しておくほか、自転車を共有する家族や友達の指紋を登録することも可能。
指紋でロック解除できなくなった場合に備え、Graspは連携させたスマートフォンのアプリから緊急解除できるようになっている。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2016年1月9日まで。目標金額の7万5000ドルに対し、記事執筆時点(日本時間11月27日15時)で約4万4000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」