Facebookは、ユーザーが自動で削除されるメッセージを送信できるようにする機能をテストしている。
ユーザーがFacebookのモバイルアプリ「Messenger」内で砂時計のアイコンをタップすると、そのユーザーが送信するメッセージは送信後1時間で消滅するようになると、BuzzFeedが最初に報じた。テストはフランスで現地時間11月13日に開始された。
Facebookは米CNETに寄せた声明で次のように述べた。「消えるメッセージは、人々がMessengerでやり取りする時に選択できる新たな楽しいオプションだ。われわれは、試してみた人からのフィードバックを聞くのを楽しみにしている」
この動きは、メッセージングアプリ「Snapchat」に狙いを定めている。よく知られているように、Facebookは2014年にSnapchatの買収に失敗した。報道によると、Facebookはこの新興企業に30億ドルで買収を提案したが拒否されたという。その後Facebookは独自の対抗サービス「Slingshot」と「Poke」を開発したが、軌道に乗ることはなかった。
これら大手2社の競争は過熱している。Snapchatは今や1日の動画視聴回数が60億ビューに達し、Facebookの80億ビューに迫ろうとしている。月間アクティブユーザー数が世界で10億人を超えるFacebookは、ソーシャルネットワーキングの巨大企業だが、意味のある存在であり続けることは決して終わらない課題だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」