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任天堂との協業は「順調」とアピール--DeNAのQ2は増収減益

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 ディ・エヌ・エー(DeNA)は11月11日、2015年度4~9月期(第2四半期)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.2%増の748億6600万円、営業利益は同24%減の113億7900万円、純利益は同26.7%減の67億7700万円。会見では、今後の戦略として、既存事業の安定化や任天堂との協業などについて説明した。


決算内容を説明するディ・エヌ・エー代表取締役社長兼CEOの守安功氏

ゲーム事業の売上収益は3四半期連続で150億円超を維持

 7~9月期を事業セグメント別にみると、ゲーム事業は国内と海外を合わせてアプリコイン消費による売上収益が160億円で、そのうち欧米市場での売り上げが21億円、中国などでの売り上げが21億円。前年同期72億円に対して大幅な増加となり、2014年度第4四半期以来3四半期連続で150億円を超える結果となった。

 背景には、内製、協業タイトルの安定推移に加え、Cygamesの「グランブルーファンタジー」などサードパーティによるゲームが好調な点を挙げている。また、利用デバイスの動向はブラウザからアプリへの移行が進んでおり、売上収益に占めるアプリ経由の比率は前年同期の約9%から約31%へと増加した。

 一方、DeNAトラベル、DeNAショッピング、auショッピングモール、モバオク、ペイジェントなどのEC事業については、売上収益は49億円で安定。取扱高については、ショッピングが前年同期比5%の成長、トラベルが前年同期比23%の成長となり、オンライン航空券販売市場における競争力の強化が取扱高の増加につながっているとした。


ゲーム事業の売上状況

EC事業の売上状況

今後の事業戦略のカギとなる4つのポイント

 守安氏は、今後の事業・戦略のポイントとして、既存事業の安定運営、海外ゲーム市場の収支改善、任天堂との協業による収益貢献、キュレーションプラットフォーム事業など新規事業の収益化という4点を挙げた。

 国内ゲーム市場については、サードパーティ製ゲームだけでなく、「機動戦士ガンダム」「ワンピース」など商品力の高いIP(アニメ、キャラクターなどの知的財産)を活用した内製・協業アプリを継続的に投入するなどオリジナルタイトルの開発にも力を入れ、コイン消費による収益を安定化させていくとしている。

 現在は年間10本程度(うち5本程度がIPタイトル)を開発できる体制をとっており、ヒット作の創出を継続的に行っていくという。またゲーム市場全体の動向について、守安氏は「ゲーム市場が活性化するか衰退するかは、業界が新しい遊びを提供できるかどうかにかかっている」と語り、市場全体の今後の見通しはゲーム提供社の努力次第であるとの見方を示した。

 一方、海外事業については2014年度第4四半期以来マイナス成長が続いているほか、営業損益でも赤字が続いており、運営体制を縮小しながらも商品力のあるIPタイトルを投入することによって収益の改善を図りたい考えだ。新規事業については、キュレーションプラットフォーム事業が順調に推移しており、MAUが2000万を超えた女性向けファッションサイト「MERY」などは今後収益への貢献が期待できるとした。


人気の高いIPとの協業によるオリジナルタイトルの開発に力を入れる

海外事業の収益改善にも力を入れる

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