モバイル決済を手掛けるSquareは、新規株式公開(IPO)で売り出し価格を1株あたり11~13ドルに設定する計画のようだ。米国時間11月6日に米証券取引委員会(SEC)に提出された新しいS1書類で明らかになった。
同社は3100万株を売り出す予定で、上限価格の1株あたり13ドルであれば、約42億ドルの評価額で4億ドル強の資金を調達できることになる。
この評価額は注目に値する。前回の非公開資金調達ラウンド時の評価額を下回るからだ。前回のシリーズEの資金調達では、1株あたり15.50ドルで評価額は60億ドルだった。
長らく待ち望まれていたSquareのIPOがようやく実現した際には、「SQ」というティッカーシンボルでニューヨーク証券取引所に上場される予定だ。
小さな文字で書かれているために目立たないが、SquareはS1書類で、Starbucksが保有するシリーズD株227万株を3700万ドル(1株あたり16.80ドル)で売却することに同意したと述べている。これは現在計画されているIPO価格を大きく上回る価格だ。Starbucks向けに3700万ドルを調達できなければ、Squareは2016年10月までにその差額を穴埋めしなければならない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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