スマートフォンのカメラを3Dスキャナとして活用できるうえ、360度パノラマ写真の撮影にも使えるスマートなターンテーブル(回転台)「PIXELIO」を、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で見つけた。
PIXELIOは、円盤状の本体から伸びるアームを水平に360度回転させて3Dスキャンやパノラマ撮影を可能にする装置。撮影機能を搭載せず、スマートフォンのカメラやGoProを使う方式にしたことで、低価格で提供できるという。
3Dスキャンは、アームにスマートフォンを取り付け、「123D Catch」などのアプリで実行する。安定したスキャンが可能なので、生成した3Dデータはほとんど修正せず3Dプリントや画像表示に使えるとしている。
スマートフォンなどのカメラを外側に向けて回転させると、360度パノラマ撮影に使える。カメラを手で持って回転させるとブレてしまうが、PIXELIOを使えば乱れのない写真が撮れる。この機能は、カメラの向きをゆっくり変えながらタイムラプス動画を撮影するときにも威力を発揮する。
さらにPIXELIOは、ワイヤレス給電機能も備えている。撮影に使わないときなど、ワイヤレス充電対応のスマートフォンを上面に置くだけで充電できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間12月17日まで。目標金額の3万3000ポンドに対し、記事執筆時点(日本時間11月5日16時)で約1万6000ポンドの資金を集めている。
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