ソフトバンクグループ代表取締役社長の孫正義氏は、11月4日に開催された決算会見において、総務省が主導して議論が進められている携帯電話料金の引き下げについて持論を展開した。
孫氏は米通信子会社のSprintを引き合いに出し、「日本はケータイ料金が高すぎるのではないかというご指摘があるが、日本の通信ネットワークは恐らく世界で最も進んでいる。そのネットワークをアメリカよりも遥かに安い料金で提供している。その上、世界でiPhoneを一番安く提供しているのも日本である。この点をぜひ多くの皆さんに再認識していただきたい」と強調。
また、カメラや音楽プレーヤー、カレンダーなど、これまで個別に持ち歩いていたさまざまなものがスマートフォン1台に置き換えられている現状を挙げ、「複合的なサービスを1台で使えるようになった。いままで他で使っていた費用がこちら(スマートフォン)に代替されるようになっている」と付け加えた。
ただし、消費者が料金の引き下げを望んでいることは十分理解しているとした上で、今後は低額なプランや、ハイエンドなプランなど、それぞれの顧客のニーズにあった料金プランを用意していく方針を示した。
また、政府が値下げを指示したことについては「以前の私であればカーっとなって色々なことを言い返していたが、最近大人になった孫正義は真摯に受け止める」と述べ、異論はないとした。
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