Microsoftは、「iOS」と「Android」向けモバイルアプリ「Outlook」を刷新する。その一環として、買収したカレンダー技術「Sunrise」も組み込まれる。
元Acompli最高経営責任者(CEO)で、Microsoftで新しく設けられたOutlook担当コーポレートバイスプレジデントを務めるJavier Soltero氏は米国時間10月28日付けのブログ投稿で、Outlookモバイルアプリに予定されている変更点について概要を説明した。iOSとAndroid上のOutlookモバイルアプリは、電子メールアプリ「Acompli」のコードを利用している。
iOS版のOutlookユーザーに対しては、28日から刷新されたOutlookモバイルアプリが提供される。Androidユーザーに対しては、11月上旬からOutlookのアップデートが提供される予定だ。
「Windows Phone」については、28日付けのブログ投稿によると、Windows Phone向けOutlookアプリの刷新版は11月にリリースされる予定だという。「Windows 10 Mobile」の提供開始と同じ時期になる見込みだ(後半の情報は、ブログ投稿には記載されていない)。
刷新されたiOS版Outlookでは、視覚的なヒントによってユーザーがよりすばやく情報を確認できるようになっている。同アプリ内のナビゲーション機能も改善しており、ユーザーはこれまでよりも少ないタップ回数でより多くの操作が可能となっていると、ブログ投稿には記されている。
ブログ投稿によると、まもなく提供予定のAndroid版Outlookアプリでは、「Material」デザインとその要素が活用されるという。「Calendar」ビューが大幅に刷新され、ユーザーのイベントに関するより多くの情報が表示されるようになる。
Microsoftが2014年2月に買収したSunriseのチームは、それよりも規模の大きいOutlookチームに正式に組み入れられたこともSoltero氏は明かした。長期的には、Outlookが既存の独立したSunriseアプリを最終的に置き換える計画だと同氏は述べた。Microsoftは、Sunriseの機能が完全にOutlookに組み込まれるまでSunriseの提供を続ける計画で、「正確な時期については、事前に通知する予定」だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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