TP-Linkのハードウェアを採用した初代「OnHub」ルータを発売してから2カ月後の米国時間10月27日、GoogleはASUSと共同開発した新型OnHubを発表した。
Googleによると、新しいASUS製OnHubは基本的にTP-Link製のものと同じだという。デュアルバンドのAC1900 Wi-Fiルータで、5GHz帯の最高速度は1300Mbps、2.4GHz帯では600Mbpsだ。搭載するギガビットLANポートは1基だけで、USB 3.0ポートも1基備える。Bluetoothも内蔵するほか、「Home Automation」無線規格もサポートするが、これらの機能は発売時には有効化されていない。
デザインに目を向けると、ASUS製OnHubはTP-Link製OnHubと同じ円筒形をしているが、底部の幅が上部より広くなった。さらに、「Google On」アプリを使ってのセットアップと管理には、インターネット接続と「Android」または「iOS」を搭載する携帯端末が必要だ。
Googleによると、ASUS製OnHubで「Wave Control」と呼ばれる新機能を導入するという。Wave Controlは、「ASUS製OnHubの本体の上で手を振るだけで、特定の端末のWi-Fi速度を上げることができる」機能だ。ただし、同じ方向に複数の端末があるとき、同ルータがどの端末への信号をブーストすべきかをどのように判断するのかは不明である。はっきりしていることが1つある。ASUS製OnHubは安価ではない。価格は219.99ドルで、多くのAC1900ルータの2倍の値段だ。
Googleによると、ASUS製OnHubの発売に合わせて、同社は1週間以内にOnHubルータへの初のファームウェアアップデートをリリースする予定だという。そのアップデートの改善点には、「Smart Antenna」と呼ばれる新機能が含まれる。これは、OnHubが「端末の位置と向きに基づいて、それらの端末にWi-Fi信号を送信するアンテナの最適な組み合わせをインテリジェントに選択し、より高速で安定したWi-Fiを提供」できるようにする機能だ。
新しいASUS製OnHubは既に先行予約の受け付けが始まっており、11月中に出荷される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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