ソフトバンクは10月27日、プライベートクラウド型の企業向けビジネスチャット「PrimeChat」の提供を開始すると発表した。
PrimeChatは、ビジネスニーズに合わせてセキュリティ面や機能面を強化した、ネオジャパン開発のグループチャットサービス。社内のグループメッセンジャーとして利用できるほか、ビジネスパートナーなど社外との情報共有基盤としても活用できる。
また、PrimeChatは、他ユーザーとソフトウェアや機材などを共有するマルチテナント方式ではなく、ユーザーごとに専用環境(仮想環境)を用意するシングルテナント方式で提供される。利用状況は常に監視され、最適な状況になるようサーバのリソースを増強するという。
1人に付与されたIDごとに課金する「PrimeChat ID」と、複数が属するグループごとに課金する「PrimeChat ルーム」という独自の料金体系で、業務体制に合わせてチャットグループを作れる。
PrimeChat ルームは、情報を共有したいある一定の人数をまとめたグループ(ルーム)単位で課金が可能で、これまでアカウントIDを付与できなかったアルバイトや非正規社員も利用可能になる。これによりアルバイトが多い店舗などでも安価に導入できるという。
セキュリティについては、国内データセンターにおいて、ユーザーごとに仮想環境が用意され、通信の暗号化(SSL)やダウンロード制限機能、誤送信防止機能などを細かく設定できる。
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