Twitterの共同創設者で最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏は米国時間10月22日、「当社の人々に直接再投資するため」、保有する自社株の3分の1(同社株式のちょうど1%)を従業員用の株式プールに寄付するとツイートした。
Twitter株の22日の終値である29.16ドルから計算すると、同社の時価総額は197億ドル。つまり、Dorsey氏は約1億9700万ドル相当を寄付することになる。
Dorsey氏は次のように述べた。「私は、小さなものの大きな部分を持つより、大きなものの小さな部分を持つほうがいい。私たちはTwitterを大きくできると確信している」
Dorsey氏は5日にTwitterのCEOに就任して以来、エンジニアを含む同社従業員の8%をレイオフした。同氏はまた、新しい会長を迎え、「Moments」のリリースも統括した。Momentsは、コンサートやスポーツ競技会、最新ニュースなど、大きく話題になっている出来事を、キュレートされたツイート、動画、画像でTwitterユーザーに提供する新機能だ。
同社が22日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、この寄付は従業員らへのインセンティブとして使われる予定だという。
Twitterは27日に第3四半期決算を発表する予定だ。Dorsey氏がCEOに就任して以来、これが初めての四半期となる。
5日に公開されたSECへの別の提出書類によると、Dorsey氏は9月30日にTwitterのCEOに指名されたという。この指名により、同氏はTwitterのCEOに復帰した。同氏は、7年前にTwitterのCEOを解任されたが、前CEOのDick Costolo氏が2015年6月に辞任したのち、暫定CEOとして再び経営を委ねられた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス