Indiegogo

スマートグラスの本命となるか--AR対応Bluetoothヘッドホン「ORA-X」

 「Google Glass」で一気にスマートグラスが普及するかと期待していたが、思うような支持を得られず計画見直しに追い込まれたようだ。

 そんな中、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」に登場した、Androidを搭載するAR対応Bluetoothヘッドホン「ORA-X」が新風を巻き起こすかもしれない。


スマートグラスの本命か!?(出典:Indiegogo)

 ORA-Xは、本格的なBluetoothヘッドホンに、透過型スクリーンのARディスプレイを取り付けたウェアラブルデバイス。外出先で音楽や映画が楽しめる。仮想的に表示される画面は、15フィート(約4.6m)先に70インチのディスプレイがあるように見える。


仮想画面に映像や情報を表示(出典:Indiegogo)

 Androidを採用しているため、Google Playなどからアプリをインストールして動かせる。メール受信などの通知は、ARディスプレイに前方の景色と重なって表示される。

 500万画素のカメラで目前の風景をビデオ撮影し、スマートフォンを使わずにSNSなどに投稿することも可能だ。


各種通知も確認可能(出典:Indiegogo)

 操作には、ヘッドホン表面のタッチパネルと、音量調整ボタン、各種Android用ボタンが使える。音声コマンドにも対応している。

 デュアルコアプロセッサとGPUを搭載。メモリ容量は、RAMが2Gバイト、フラッシュが8Gバイト。無線LAN(Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n)とBluetoothに対応。ジャイロ、電子コンパス、加速度計で9軸の位置検出が可能で、近接センサと環境光センサも備える。Android OSのバージョンは4.4.2。


スペックは本格Androidデバイス(出典:Indiegogo)

 ARディスプレイが不要なときは、跳ね上げて頭の上に固定できる。ディスプレイは180度回せるようになっているので、右目でも左目でも使える。

 Indiegogoでの目標金額は15万ドル。記事執筆時点(日本時間10月25日14時)で約4万6000ドルの資金を集めている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]