エイサー、国内でスマートフォン市場に本格参入--11月に「Acer Liquid Z530」発売 - (page 3)

国内市場へ本格参入、第2弾の製品も近日中

 発表会では日本における「本格参入」を強調。2014年に一部販路でエントリー機種を限定的に販売していたが、今回は大手家電量販店での単体販売など本格的に展開する。

 日本エイサー代表取締役社長のボブ・セン氏は、「スマートフォンの日本マーケットへ本格参入を宣言したい」とし、現在を「日本のコミュニケーションマーケットが変革する時期」と説明。エイサーが変革の一躍を担うとした。


日本エイサー代表取締役社長のボブ・セン氏

 また、エイサーのスマートプロダクト全般を担当する、Acerスマートプロダクトビジネスグループ責任者 S.T. リュウ氏が来日し、Acer スマートフォンビジネスの世界戦略を説明した。


Liquid Z530を手にするAcer Inc. スマートプロダクトビジネスグループ責任者 S.T. リュウ氏

ゲーム用タブレットの Predatorを手にするS.T. リュウ氏

 エイサーではBYOC(Build your own cloud)として1インチから100インチまでの画面を持つデバイスをシームレスに使うことを掲げている。これは通常のクラウドとは異なり、手元のPCにデータを置き、スマートフォンなどと同期するシステムで、S.T. リュウ氏は安全性も担保していると強調した。


Acerのデバイス向けのクラウドサービス、BYOC(Build your own cloud)を説明した

 S.T. リュウ氏は今後の新製品にも言及した。IFA 2015で公開したWindows 10 Mobile搭載のスマートフォン「Jade Primo」は近日出荷予定で、日本もターゲットのひとつに入っているが、今回は発表の場ではないとして、それ以上の情報は出さなかった。

 一方、プロダクトマネージャーの宇佐美慶基氏はLiquid Z530について説明。特徴のひとつであるPCとの画面同期機能「AcerEXTEND」を実際に操作し、ゲームをしてみせた。さらに、Liquid Z530には4つの特徴があり、「AcerEXTEND」のほか、デザイン、ハイレゾ音源の再生、カメラ性能と説明した。


Liquid Z530を説明するプロダクトマネージャーの宇佐美慶基氏

AcerEXTENDの機能を使い、PCと画面を同期してプロジェクタにゲーム画面を映しだしてみせた


Liquid Z530にはAcerEXTEND、デザイン、ハイレゾ音源の再生、カメラ性能と4つの特徴がある

右から日本エイサー代表取締役社長のボブ・セン氏、Acer Inc. スマートプロダクトビジネスグループ責任者 S.T. リュウ氏、プロダクトマネージャーの宇佐美慶基氏

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