KDDIは10月16日より、auの光回線サービス「auひかり」において、現在提供中の通信速度(上り下り最大1Gbps)の10倍となる上り下り最大10Gbpsの光回線をKDDIの直営店「au SHINJUKU」に商用トライアルとして導入した。11月15日まで同店で、超高速インターネットを体験できる。
今後は4Kや8Kをはじめとする映像コンテンツの大容量化や、スマートフォンやタブレット、IoT商品などのネットデバイスが拡大することで、より高速な光回線サービスへのニーズが高まっていくと予想される。こうした背景を踏まえ、KDDIでは現在の10倍の帯域となる光回線サービスのネットワークを構築し、通信性能や品質などを技術検証する商用トライアルを実施することにしたと説明する。
体験イベントでは、最大10Gbpsの超高速インターネットの特長を生かした3つのコンテンツを展示。1つめは、ストリーミング再生する8K超高精細映像を、シャープの8K対応テレビ(型番:LV-85001)で視聴できるもの。8K放送は、2016年に試験放送、2018年に本放送が開始される予定となっているが、いち早く大画面で8K映像を体験できる。
2つめは、世界最大級の水族館「海遊館」の水槽の中から撮影した360度視点映像を体験視聴できるコンテンツ。タブレットを操作しながら、水槽内のジンベエザメを探すというもので、見つけることができるとスペシャル映像を視聴できる。
3つめは、ネットワークの速度測定アプリで「auひかり」10Gbpsの実力を視覚的に確認できるコンテンツ。10G-EPONの技術規格上、最大通信速度は概ね10Gbpsだが、この日の測定結果は下り8.41Gbps、上り8.14Gbpsとなっていた。
体験イベントは11月15日まで開催されるが、8K超高精細映像体験の展示のみ10月25日までとなる。
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