Twitterは、Googleの元最高事業責任者(CBO)であるOmid Kordestani氏を会長に指名した。Twitterの最高経営責任者(CEO)を務めるJack Dorsey氏が米国時間10月14日、ツイートで発表した。Kordestani氏は、Twitterのエグゼクティブチームを統括し、取締役や従業員の採用を支援する責務を負う。
Dorsey氏はツイートで、「Omid(Kordestani氏)は実績ある経験豊かなリーダーで、わたしと経営陣を支援および指導し、Twitterが最高の人材を採用できるよう支援してくれるだろう」と述べた。
Kordestani氏を迎え入れることを発表したTwitterは現在、さらに幅広いユーザーの確保と広告売上の拡大を目指している。Twitterの月間アクティブユーザー数は3億1600万人で、Facebookの15億人の5分の1に過ぎず、Instagramの4億人と比べても少ない。Kordestani氏のLinkedInのプロフィールによると、同氏はGoogleの11番目の従業員で、高い利益をあげている検索広告事業の構築において重要な役割を担ったとされている。
TwitterではDorsey氏が10月5日付けで正式にCEOに就任したばかり。同氏は、7年前に解任されるまでサンフランシスコを拠点とするTwitterの初代CEOを務め、2015年7月からは暫定CEOを務めていた。Dorsey氏は米国時間10月13日、従業員の約8%に相当する336人のレイオフを明らかにした。
ユーザー投稿の簡潔さと素早さで知られるTwitterは、より幅広いユーザーの獲得に苦戦している。同社は先週、大きな期待を集めていた「Moments」を発表した。Momentsは、製品刷新の第1段階であり、コンサート、スポーツ大会、ニュース速報など、大きな話題になっている出来事に関するキュレーションされたツイート、動画、画像を表示する。
これまであまり活発にTwitterを利用してこなかったKordestani氏だが、Dorsey氏をはじめ、最高執行責任者(COO)のAdam Bain氏や最高財務責任者(CFO)のAnthony Noto氏とともに、Twitterの成長促進に取り組めることをうれしく思うとツイートした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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