もし、Googleがロシアの規制当局からの新たな要求に応じるとなると、同社は山のような作業に追われることになる。ロシア当局は11月18日を期限に、同国で市場シェア65%を占める人気モバイルOS「Android」から一部アプリのバンドルを外すようGoogleに命じていると、Re/codeが報じた。
独占禁止法違反を監視するロシアの連邦反独占庁(Federal Antimonopoly Service of Russia:FAS)は、声明で次のように述べている。
「市場の競争を回復するため、Googleは1カ月以内にモバイル機器製造者との契約内容を修正し、反競争的条項を削除すべきだ」
今回のような問題はGoogleにとって新しいものではなく、すでにEUの複数の機関がGoogleを同様の調査の対象としている。ロシアの場合は、同国のインターネット検索会社Yandexの申し立てを受けてFASが対応に動いた。
現地時間10月5日付けでFASが発表したロシア語の声明は、AndroidのデフォルトブラウザとプレインストールされたGoogleアプリの変更可能性に関する記述が大部分を占める。この件について、Googleは現在のところ公式な声明を出していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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