UPDATE Appleは米国時間9月30日、Mac OS Xソフトウェアの最新版「OS X El Capitan」の無償提供を開始した。MacユーザーはMac App Storeからアップデートをダウンロードできる。
同ソフトウェアは7月から、パブリックベータ版が提供されてきた。2014年10月に提供を開始した「OS X Yosemite」をベースに各種機能が改良および効率化され、一般的な操作がこれまでよりも簡単に実行できると、Appleは述べる。例えば、「Split View」という機能によって、画面上で2つのアプリを簡単に同時に実行できるようになった。
またEl Capitanも、Appleの携帯端末用に設計されて好評を得た機能を、デスクトップやノートPCにも適用するというこれまでの流れに沿ったものとなっている。主要な新機能の1つとして、検索機能「Spotlight」が改良され、例えば天気を確認したり、株価やスポーツの試合結果を調べたりすることができるようになった。アプリ内の検索機能も強化されており、例えば電子メールでは、まだ返信していないメッセージを簡単に検索できるようになっている。
しかし、最も重要な点の1つはパフォーマンスだ。ソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるCraig Federighi氏は6月、アプリの起動が速くなり、コンピュータによるアプリ間の切り替えもすばやくなったとアピールしていた。
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