NTTドコモは9月30日、国内の通信事業者として初のVoLTE(Voice over LTE)の海外対応を、10月7日から開始すると発表した。対象となるのは、WORLD WINGを契約かつ対象機種を利用するユーザーで、2015~2016冬春モデルのドコモスマートフォン9機種。
VoLTEは、LTEネットワークを利用した高音質通話サービス。LTEネットワークを利用するため、通話中の高速データ通信や発信から着信までの時間を短縮できる。ドコモのVoLTEは、国内の1000万台以上(8月31日現在)のスマートフォンで利用されている。海外対応により、ドコモの対象機種同士であれば日本から海外への通話や海外間の通話においても、国内と同等の高音質通話が利用できるという。
まずは、韓国のKT Corporationと協力し、日本と韓国間および、韓国国内におけるVoLTEの海外対応が開始される。今後の対象国・地域については、順次拡大予定。
ドコモによると、LTEのデータローミングサービスで利用するネットワークを、そのままVoLTEに活用できるVoLTEローミング方式「S8HR(S8 Home Routed)」の採用により、VoLTEの海外対応を早期に実現したという。
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