米Yahooの取締役会は米国時間9月23日、同社が保有するAlibaba(アリババ)の株式15%をスピンオフする計画を実行に移す決定を下した。Yahooが28日に規制当局に提出した書類で明らかになった。今回の決定の約3週間前には、米内国歳入庁(IRS)が「裁量を行使」し、スピンオフを非課税で実施可能かどうかの判断を拒否していた。
Yahooは提出書類の中で、「この継続中のガイダンスプロジェクトも、IRSがAabacoスピンオフ案件に関して判断しない決定を下したことも、当社が提案しているスピンオフに適用可能な現行法を変えるものではない」と述べ、スピンオフ完了後にAlibaba株式を保有する企業の名前に言及した。
Yahooが保有するAlibaba株3億8400万株(現在、230億ドル以上の価値があると評価されている)をスピンオフする計画を1月に発表して以来、課税によって予期される事態は投資家の懸念材料になっている。
さらに、Yahooが9月28日に明かしたところによると、IRS関係者は9月、「このプロジェクトの一部として将来発布されるいかなるガイダンスも、そうしたガイダンスの発布前に完了した取引に遡って適用されることはない」と述べたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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