シャープは8月21日、5月に発表した「希望退職の募集」の結果を発表した。これに伴い約243億円を特別損失として計上する。募集人数約3500人に対し、希望退職者数は3234人となった。
今回の希望退職に伴う人員削減により、2016年3月期において約150億円の固定費削減効果を見込む。
シャープでは、2016年3月期第1四半期(4~6月)の連結業績で当期純損失が前年の17億円の赤字から339億円の赤字に膨らんでおり、経営再建中。人員削減のほか、本社の売却を明らかにしているほか、液晶事業の分社化などの可能性も視野に入れている。