ロボットを組み立て、動かすのに必要なソフトウェアを作ることは、メカ制御からプログラミングまで総合的に学べるため、技術学習に適した課題だ。しかし、総合的であるがゆえ多岐にわたる知識が必要になり、子どもに与えようとすると教える側の負担が大きくなる。
そんな悩みは、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中のロボット組み立てキット「Robo Wunderkind」で解決する。ブロックを組み合わせ、タブレットでビジュアルプログラミングすると、実際にロボットを動かせる。
Robo Wunderkindは、プロセッサやメモリ、無線LAN(Wi-Fi)通信ユニットなどを内蔵するシステムモジュールや、各種センサモジュール、モーターモジュールといった文字通りビルディングブロックで構成されるキット。これらモジュールをブロックのように組み合わせるだけで、配線することなくロボットが作れる。そのため、小さな子どもにも挑戦させやすい。
制御用のプログラムは、タブレットの画面で“ブロック”を組み合わせて作る。障害物を避けながら進む、誰かが部屋に入ってきたら音を鳴らす、光から逃げたり光を追いかけたりする、迷路から抜け出す、といった動きをするロボットの開発が可能だ。プログラミング言語Scratchに対応しているほか、より高度な動作をさせるAPIも用意されている。
ブロックの種類は多彩で、センサ系は近接、光、赤外線、加速度などを計測できるブロック、出力系はLED、電子ペーパー、レーザーなどに対応するブロックがある。Bluetoothブロックやカメラブロックもある。
ブロック玩具メーカーのLEGOからライセンスは受けていないものの、LEGOブロックの取り付けも可能だそうだ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月30日まで。目標金額の7万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間9月25日17時)で約2万ドルの資金を集めている。
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