サムスンによると、「Samsung Pay」は韓国でサービスを開始してから1カ月で、人気と収益性の高さがはっきりしたという。
サムスンは現地時間9月23日、モバイル決済システムSamsung Payの韓国における取り扱い額が、サービスを開始した8月20日から9月20日までの1カ月で3000万ドルを超えたと発表した。Samsung Payは小売業者とユーザーに評判がよく、取り扱い件数は150万件を超えたとサムスンは宣伝している。この1カ月間にユーザーの約36%が利用したことが記録されており、10%は毎日使っているという。
Samsung Payの責任者Injong Rhee氏は声明で次のように語っている。「Samsung Payの詳細な利用状況については、新しい情報が続々と入ってきているところだが、これまでに届いた反応は、われわれの期待を上回るものだ。Samsung Payがモバイル決済業界の流れを変えることは分かっていた。今、ユーザーデータから、消費者の行動と顧客のライフスタイルにSamsung Payが予想以上に大きな影響を与えていることが分かってきた」
Samsung Payはサムスン独自のモバイル決済システムだ。対応した商店で、スマートフォンを使って商品の代金を手早く支払うことができる。韓国でのサービス開始に続き、9月28日には米国でもサービスを開始することになっている。Samsung Payの本当の戦いが始まるのはここからだ。米国に進出すれば、「Apple Pay」やGoogleの「Android Pay」と真っ向から対決することになる。しかし、Samsung Payには明らかな利点が1つある。Apple PayとAndroid Payは商店が近距離通信(NFC)に対応しなければならないのに対し、Samsung PayはNFCに対応してなくても利用でき、商店が設備を新しくする必要はない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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