メール添付の圧縮ファイルの解凍に役立つiOSアプリ4選

 iPhoneでメールを受信した際、添付ファイルがZIP圧縮されていて、中身を確認しようにもできないことがある。こうした場合、解凍機能を持つファイラーなどがインストールされていれば、iPhone上で圧縮ファイルを解凍し、中のファイルを確認できる。アプリによっては再圧縮してメールで転送するなどの機能が備わっている場合もある。

 解凍機能を持つファイラーアプリの代表格としては「GoodReader」などが挙げられるが、今回は解凍機能に特化し、かつ無料という条件で、圧縮ファイルの解凍が行えるアプリを紹介しよう。「送られてきたファイルが圧縮されていた! いますぐ確認できないと困る!」という場合のために、インストールしておけば強い味方になってくれるはずだ。

 なお今回は、Gmailに添付されてきたZIP圧縮済みのPDF/docx/xlsxファイル(ZIPおよび中のファイルのどちらにも名前に漢字を含む)を、純正のGmailアプリで開いた上で、iPhone上で内容を表示できることを条件にしている。このほか、パスワード付ZIPファイルに対応することも条件だ。あくまでも今回試したファイルについてチェックした結果であり、他のファイルでは対応しないことも考えられるので、予めご了承いただきたい。

  • 「iZip」

  • 「zip-rar tool」

  • 「WinZip」

  • 「Zip Browser」

iZip

 ZIPのほかRAR、7Z、ZIPX、TAR、GZIPの解凍に対応。ファイル名が正しく表示されるよう複数の候補から選択できるため、日本語ファイル名でも文字化けせず表示できるのが利点。ZIP圧縮にも対応。解凍したファイルをメールに添付して送信できる。クラウドサービスからのダウンロード機能は有料版のみ。

zip-rar tool

 ZIPのほかRAR、7Z、ZIPX、TAR、GZIPの解凍に対応。いずれも問題なく表示できるがファイル名が化ける。リネーム機能があるので他の人に転送する際にファイル名を手入力で修正することは可能。ZIP圧縮にも対応。DropboxやOneDriveからダウンロードする機能も用意される。Wi-Fiサーバ機能を搭載しPCとのデータ転送が可能。

WinZip

 ZIPのほかRARの解凍に対応。ファイル名が文字化けし、今回はPDF/docxファイルは開けたもののxlsxファイルは開けなかった。ZIP圧縮機能、クラウドサービスからのダウンロード機能は有料版のみと、無料版では機能がかなり絞りこまれている。

Zip Browser

 ZIPのほかRAR、GZ、TAR、JAR、BZ2、Z、7Zの解凍に対応。ファイル名は文字化けするが問題なく表示された。もともと有料版もシンプルな設計が特徴だが、この無料版はクラウドアップロード機能もなく、メール添付での送信機能のみ備えるなど必要最小限の機能のみ搭載されている。

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