米iRobotの掃除ロボットの最新モデル「Roomba 980」は無線LAN(Wi-Fi)経由でスマートフォンと連携し、細かな制御が可能になった。従来モデルのユーザーは羨ましいだろうが、Wi-Fi非対応なのでどうしようもない。
しかし、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の「Thinking Cleaner」を使えば、既存の「Roomba 700」「Roomba 800」をWi-Fi対応させてスマート化できる。
Thinking Cleanerは、Roomba 700/800をWi-Fiに対応させ、ウェブアプリや、iPhone、iPad、Apple Watch、Androidスマートフォンやタブレットのアプリからコントロール可能にする後付けキット。Roombaに付属する赤外線リモコンと違って、Roombaが見えない場所からネットワーク経由で使える。
スマートフォンなどをリモコンにしてRoombaを動かせるほか、掃除終了といった知らせをアプリの通知やメールで受け取れる。スマートフォンを持って家を出たら自動的に掃除を始める、といった動作も設定できる。時間を決めて掃除させるスケジュールは、1日に4パターンまで指定しておける。
JSONまたはXMLでアクセス可能なAPIが用意されており、各種ホームオートメーションシステムとRoombaを連携させることも可能だ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月1日まで。目標金額の8万5000ユーロに対し、記事執筆時点(日本時間9月24日13時)で約1万8000ユーロの資金を集めている。
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