アップル、「iOS 9.0.1」を公開--アップデート後に設定アシスタントを完了できない問題を修正

 Appleは米国時間9月23日、同社モバイルOS「iOS 9」初のアップデートとなる「iOS 9.0.1」を公開した

 Appleによると、同アップデートでは下記の問題に対する修正が施されているという。

  • アップデート後に設定アシスタントを完了できないことがある問題を修正。
  • アラームやタイマーが鳴らないことがある問題を修正
  • 「Safari」や「写真」でビデオを一時停止すると停止中のフレームが歪んで表示される問題を修正
  • プロファイルを使用してカスタムAPNを設定するとモバイルデータが失われることがある問題を修正

 Appleの最新モバイルOSである「iOS 9」は、9月16日に公開された。同OSには、「iPhone」や「iPad」のユーザーのニーズや関心を適切に予測できるようにするための変更が加えられている。iOS 9では、新機能の1つとして、1日のうちの特定の時間または特定の場所におけるユーザーの習慣をiPhoneが学習できるようになる。例えばiPhoneは、毎朝のランニングの前に選択した音楽をロードしたり、車内で聴くオーディオブックを再生したりすることができる。 同OSは、ユーザーの使用パターンに基づいて、ロードするアプリや連絡する相手を自動的に提案することが可能だ。また、iOS 9では音声アシスタント「Siri」もアップデートされる。Siriのインターフェースが新しくなり、事前に伝えておかなくても予定をユーザーにリマインドしてくれるようになる。

 加えて、「Maps」アプリも改良された。Mapsアプリには、時刻表や地下鉄駅の出入り口など、さらに多くの公共交通機関情報がニューヨーク市、サンフランシスコのベイエリア、メキシコシティー、北京など一部の主要都市向けに追加された。「Notes」アプリは刷新され、iPad用の新しいマルチタスク機能が作成された。またAppleは、「News」というアプリも発表した。さまざまなニュースソースを読みやすい単一のインターフェースに集約するアプリである。


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