シャープは9月16日、8K解像度を持つ85V型液晶モニタ「LV-85001」を発表した。法人向けとして10月30日に発売する。受注生産品となり、想定税別価格は1600万円前後。
LV-85001は、7680×4320ピクセルの液晶パネルを搭載した8K液晶モニタ。120Hz、12bitで駆動することができ、高精細かつ高速、高階調の極めて高い表示能力を実現した。
液晶パネルにIGZOを採用し、駆動回路(TFT)の小型化と配線の細線化に成功。液晶パネルの透過開口率を向上することで、世界初の8KによるHDR表示も可能だ。
バックライトには、新蛍光体を採用した独自のLEDバックライトシステムを搭載し、次世代の色規格であるBT.2020のカバー率は78%。8K HDR技術「メガコントラスト」により、金属の光沢感などをよりリアルに再現するとしている。
4K信号を伝送するHDMIケーブルを4本使った8K映像伝送に対応し、8K映像出力機器と組み合わせて使用することで、フルハイビジョンの16倍の高精細でリアリティーある映像を表示。8K解像度のJPEG画像、USBメモリに保存した8K JPEGデータをそのまま表示することもできる。
チューナは搭載しておらず、HDMI、D-sub端子など、2K/4K映像を入力できる端子を装備。2K、4K映像は、8K画質へとスケーリングをすることが可能だ。
サイズは高さ1115mm×幅1930mm×奥行き173mmで、重量約100kg。2.1chのスピーカを内蔵し、電源は100V20A仕様になる。縦置き、横置きに対応するほか、本体下部に備えたインジケータ部を、見えない場所に移動することも可能。スタンドは同梱していない。
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