キヤノンは9月8日、8Kに対応するCINEMA EOS SYSTEMのカメラと業務用ディスプレイを開発したと発表した。8K映像のほか、8Kから4Kへのダウンコンバート、4Kクロップなど、映像制作現場でのスムーズなワークフローの提供を目指す。
開発したCINEMA EOS SYSTEMの8Kカメラは、キヤノン製スーパー35mm相当サイズのCMOSセンサを搭載し、8192×4320(有効画素数約3,539万画素)ピクセルの高解像度でも60fpsのフレームレート、13STOPのハイダイナミックレンジを実現。キヤノンの撮影用交換レンズ「EFレンズ」が使用可能なEFマウントを採用する。
8K超高精細ディスプレイは、独自の画像処理技術を用いて高輝度、高コントラスト(HDR)、広色域表示を実現。人間の視認限界に迫る300PPI超の画素密度により、繊細な光の強弱の再現もできるとしている。
合わせて発表された有効画素約1.2億画素の一眼レフカメラの試作機は、現行EOSシリーズのプラットフォームにキヤノン独自開発の高画素CMOSセンサを搭載。高画素撮影により、立体感あふれる質感、空気感、臨場感を再現することが可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス