モジラ、「Firefox」の広告表示をひそかに展開

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 水書健司 高森郁哉 (ガリレオ)2015年09月14日 10時10分
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UPDATE Mozillaは2014年2月、「Firefox」に広告を含むプリセットタイルを追加する予定だと発表した。ユーザーはこのアイデアを嫌い、Mozillaは計画を保留した。だがこれまでに、MozillaはFirefox上の広告ユニット「Suggested Tiles」のアイデアを復活させただけでなく、すでにそれを展開していた。

 Mozillaは2015年夏、最新の商業広告製品となるSuggested Tilesをひそかに立ち上げた。正確に言えば、それは「やがて広告になる」ものだ。現時点では、MozillaはSuggested Tilesから収入を得ていないと主張している。

 Mozillaのコンテンツサービス担当バイスプレジデントを務めるDarren Herman氏は、次のように説明した。「われわれは8月初旬以降、パートナーの第一波によるプロモーション用コンテンツを提供している。パートナーに含まれるのは、米Yahoo、一流ニュースタイトルのFortune MagazineやQuartz、社会的使命を志向するメイク・ア・ウィッシュ財団や電子フロンティア財団(EFF)などだ」

 「Suggested Tilesは、最小限の非PII(Personally Identifiable Information:個人の特定が可能な情報)データを使って関連性のある広告を提供することにより、確実にユーザーのプライバシーが尊重され保護されるようにする。ユーザーのモデル化、データの共有、不特定の行動トラッキングは一切行われず、ユーザーは実際、Tilesが特定のコンテンツを表示する理由を明示的に確認できる」(Mozilla)

 とはいえ、FirefoxがこのTiles機能でブラウザのインタラクション履歴をMozillaへ送っているのは確かだ。送信された生データは、まずシステムのストレージおよび分析を担うエンジン「Disco」に保管される。続いて、集約されたデータはデータウェアハウス「Redshift」に保存される。このデータはその後、広告主向けの高度な集計レポートを作成するのに使われる。

 Mozillaの担当者によると、Mozillaは具体的には次のようなデータを収集するという。

  • 言語の好み
  • TilesのID
  • Tilesが表示された回数
  • Tilesがグリッドのどの位置に表示されたか
  • ユーザーがTilesにどのようなインタラクションを行ったか
  • ロールオーバー
  • マウスオーバー(マウスホバー)
  • ピン止め(固定)
  • ブロック
  • クリック
  • 移動

 「このデータは、IPアドレスと関連付けられて最長7日間保管され、その間にMozillaはそのTilesのパフォーマンスについてのレポートを作成する。その後、データからIPアドレスが削除され、残ったデータがアーカイブされる。(こうしたプロセスを)繰り返す中で、Mozillaが個人のプロファイルを作成することはない」(Mozilla)


MozillaのFirefox Suggested Tilesが動作する仕組み

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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