Appleは、携帯通信事業者との利用契約に縛られずに新型「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」を購入したいと考える消費者のために、独自の端末アップグレードプログラムの提供を米国で開始する。
この新しいプログラムでは、月額料金を支払えば毎年新しい「iPhone」にアップグレードが可能になる。Appleは米国時間9月9日にサンフランシスコで開催したイベントでこれを発表した。Appleが端末アップグレードプログラムを提供するのは、今回が初めて。
「新しいiPhoneが毎年手に入り、通信事業者も自分で選ぶことができる。これはアンロック版の端末だ」と、Appleでワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めるPhil Schiller氏は語った。「価格は月額わずか32ドルからで、24カ月の分割払いだが、毎年新しいiPhoneを手に入れることができる」
この新しいプログラムが実施される背景には、携帯通信事業者が従来の2年縛りの契約とそのようなプランに付随させてきた端末補助金を取りやめ、消費者に端末代金を全額負担するよう求める動きが進んでいることがある。T-Mobile USAは2年以上前に、従来の契約方式の廃止を米国の大手携帯通信事業者として初めて実施した。Verizon Wirelessも最近、新規顧客に対して2年縛りの契約プランを提供しないことを発表している。AT&TとSprintは、2年契約に加入できる選択肢を今でも提供しているが、端末代金に関するローンやリースプログラムも用意している。
iPhoneのような高機能のスマートフォンは高額になるため(iPhoneの場合は650ドルから)、携帯通信事業者はゼロ金利の分割支払いプランを提供している。T-Mobile USAとSprintもリースプログラムを用意している。また、Sprintは最近、いつでも新しいiPhoneにアップグレードできる、月額15ドルのリースプログラムを提供すると発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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