Facebookは9月9日、ビジネスにおいてFacebookページをより活用するためのモバイル向け新機能を3つ実装したことを発表した。同社によれば、世界では4500万の小規模事業者がFacebookページを活用しており、10億人以上が毎月Facebookページに訪れている。また、日本のユーザーの6割が中小企業のFacebookページとつながっているという。
モバイル向けの新機能として、まずコールトゥアクション(CTA)ボタンが刷新された。予約やオンラインショップの閲覧を人々に促すなど、ビジネスの目的をページの重要な箇所に表示する機能だ。今回、CTAボタンがより目立つものに変わり、Facebookページのカバー写真の真下に設置されるようになった。「今すぐ電話する」「メッセージを送る」「お問い合わせ」など、いくつかの新しいCTAボタンについても現在テストをしており、事業者はよりユーザーと直接つながりやすくなる。
また、Facebookページに新しいセクションが2つ加わり、ビジネスのタイプに合わせて、一番打ち出したい情報を目立つ形で掲載できるようになった。新しい「ショップ」のセクションでは小売業者が商品をページの先頭に掲載しやすくなった。また新しい「サービス」のセクションでは、サービス業者がサービスの一覧をページの先頭に表示できるようになった。同社では近いうちに、他のFacebookページのセクションも作成する予定。
さらに、Facebookページのレイアウトも改善された。動画や写真にそれぞれタブがあるのと同じように、Facebookページのセクションごとにタブを設定するというもの。この新しいレイアウトは数週間以内に提供が開始される予定で、Facebookページの訪問者はセクションに関連付けられたタブをクリックして詳細を確認できるようになるという。
Facebookページのランディングタブである「ホーム」タブには各セクションのハイライトも含まれ、最初にページにアクセスしたときに関連情報が中心に表示されるようになる。同社では、Facebookページのレイアウト変更により、情報がより整理され、ユーザーは求める情報をすばやく見つけられるようになるとしている。
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