8月25日~8月31日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
これまで予測されていた通り、Appleは米国西海岸時間9月9日午前10時から、サンフランシスコ市内でイベントを開催するとして、メディアに招待状を出した。毎年9月に刷新されるiPhoneや、Apple TVなどが発表されることになるとみられている。
Appleは、これまでのところ右肩上がりでiPhoneの販売を堅持している。ライバルであるSamsungのAndroidスマートフォンが減速する中、iPhoneは高いブランド性と独自性によって、ハイエンドスマートフォンとしての地位を確固たるものにしてきた。
おそらくスマートフォン市場におけるiPhoneの堅調さが、今年も確認できると思われる。また、同時に中国に端を発する経済の先行きに対する不安といった外部環境の影響も注意深く見ていく必要があるだろう。
アップル、イベントを米国時間9月9日に開催–次期「iPhone」を発表か(8/28)それでは、1週間のニュースを振り返っていこう。
iPhoneの次期モデルについて、そのスペックなどの噂がかなり詳細に報じられてきた。名称はiPhone 6s、iPhone 6s Plusとなる見込みだが、これまでの経緯を考えると、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusは併売されることになるだろう。その代わり、iPhone 5cの後継機種は登場しないかもしれない。
iPhone 6sは、カメラの強化、そして感圧ディスプレイの採用、高速なプロセッサ、効率の良い通信チップなどがそのスペックとして噂されている。いずれも、現在のスマートフォン市場の傾向、そしてAppleが採用してきたラインアップとの横断的な共通テクノロジを考えると妥当な線といえる。
アニメーション対応の壁紙を採用するなど、Apple Watch的なインターフェースや演出が盛り込まれることも考えられるほか、iPad向けiOS 9の機能として既に披露されているマルチタスクをiPhoneにも採用するかどうか注目だ。
次期「iPhone」、12メガピクセルのカメラ搭載で4K動画対応か(8/28)Apple Watchについて、IDCは販売台数を360万個、ウェアラブル市場の約20%を占めると発表した。首位はFitBit、3位はXiaomiだが、それ以外のメーカーは100万個以下に留まっている。
Apple Watchは既に指摘されている通り、他社製品に比べると「非常に」と言っても良いほど高額の製品といえる。つまり、市場シェア以上に、同カテゴリの収益シェアは高くなる。これは、iPhoneが採ってきたハイエンドを堅持する路線と重なり、しかもその施策が上手くいっていることを意味する。
Apple Watchは既に米国内のApple Storeで店頭展示・販売を行っているが、全米の家電量販チェーンであるBest Buyでも8月から販売を開始し、9月末までには1050ある全店舗で販売するという。
発表から1年たって、新色の追加以外の新製品に関するうわさはないが、watchOS 2でサードパーティーのアプリの自由度が増すこともあり、これからが本格的な普及期とみてよいだろう。
「Apple Watch」、Best Buyの米国内全店舗に販売拡大へ–需要高く9月末までに(8/26)Apple TVは3年ほど販売され続けている製品だ。これまで累計2500万台を販売し、ネットストリーミングデバイスとしては最多の販売数を誇る製品だが、2014年の市場シェアはRoku、Google、Amazonに次ぐ4位と低迷している。
そのこともあり、今回のiPhone発表イベントでの新型Apple TVの登場は、最良のタイミングかもしれない。
Apple TVは、6月のWWDC 2015で発表されるとも言われてきたが、Apple Musicを披露しただけで見送られた。音楽と同様、Apple TV上でもテレビの購読型サービスを展開する、あるいはケーブルテレビの代替となるようなサービスを用意しているともいわれており、これらの遅れが指摘される面もあった。
現在は69ドルで販売されているApple TVだが、Siriへの対応、アプリストア、新しいリモコンなど、様々な新機能が追加され、価格は上昇するとの見方が多い。しかしそれでも200ドル以下の価格が設定されるとみられている。
「Apple TV」、販売台数でアマゾン「Fire TV」を下回り4位に–2014年米調査(8/25)先週お伝えしたiPhone 6 Plusのカメラ交換プログラムについて、筆者のiPhone 6 Plusはその対象であったため、Apple Storeで修理を受けてきた。端末の交換ではなく、カメラのパーツのみの交換で、混雑具合も影響して1時間半ほど時間がかかった。
今週は、Appleの音楽製作ソフト、Logic Pro Xのアップデートがあった。Alchemyと呼ばれる新たなシンセサイザーが追加されている。
英国Camel Audioが開発したソフトウェアで、実際の音楽やサンプルを3200種類のプリセットと100種類のモジュレーションソース、40種類のフィルタで変化できる。
アップル、音楽制作ソフト「Logic Pro X」をアップデート–「Alchemy」シンセを追加(8/26)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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