「Apple TV」、販売台数でアマゾン「Fire TV」を下回り4位に--2014年米調査

Joan E. Solsman (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年08月25日 10時48分

 新しい「Apple TV」がまもなく登場する可能性があるが、ちょうどよいタイミングのようだ。

 AppleのストリーミングメディアボックスApple TVは2014年、米国での販売台数でAmazonの競合デバイスを初めて下回った。調査会社Parks Associateが米国時間8月20日に公開した調査結果で明らかにした。これによりApple TVは第4位となり、ストリーミングTVボックスメーカーRokuやオンライン検索大手Googleよりも下の順位となった。

 ストリーミングメディアボックスの人気は、インターネット配信される娯楽を人々がテレビで見る機会が増えるにつれて高まっている。しかし、このような需要が高まる中、Apple TVは、Appleの製品ラインアップで脇役という位置づけにあり、新モデルが3年以上登場していない。同社は、新しいバージョンのApple TVを新モデルの「iPhone」を9月に発表するのに乗じて披露するのではと予想されている。

 Amazonは、Appleに代わり3位となり、2014年に米国で購入されたストリーミングメディア製品の16%までを占めるようになったとParksは述べている。同社によると、Appleのシェアは13%だったという。

 テレビに接続可能なボックスやスティックを幅広く提供するRokuは、米国における販売台数を引き続きリードしており、販売されたデバイスの34%を占めている。Googleは、USBメモリと同等サイズでテレビに挿入するデバイス「Chromecast」のメーカーであり、第2位で23%を占めた。

 全体として、この4社で2014年のストリーミングメディアボックス市場の86%を占めている。Parksは、ストリーミングメディア製品の世界販売台数が2019年には8600万台になると見積もっている。

 Apple TVは、依然として全世界で良く売れている製品だ。Appleは、同製品をその登場以来2500万台販売していると同社最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏は3月に述べている。この数字は、このような製品の累積導入台数としては現時点で最多だ。これに対し、Rokuが2014年に明らかにした同社の合計販売台数は1000万台。GoogleとAmazonは、Chromecastや、「Fire TV」および「Fire TV Stick」に関する数値を公表していない。

Appleは9月に新バージョンのApple TVを発表すると予想されている。同デバイスは、過去3年間において刷新されていない。
Appleは9月に新バージョンのApple TVを発表すると予想されている。同デバイスは、過去3年間において刷新されていない。
提供:CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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