[ブックレビュー]“教える”ために必要なこと--「上手な教え方の教科書」

技術評論社
詳細:単行本(ソフトカバー) / 240ページ / 技術評論社 / 価格:2138円 / 著者:向後千春 / 発売日:2015/08/05 / 外形寸法 (H×W×D):21.2cm×15.0cm×1.6cm / 重量:0.2kg
内容:上手な教え方とわかりづらい教え方、その2つにはどんな違いがあるのか。「科学的に良い教え方を追求する学問」と言われるインストラクショナルデザインの見地から考える教えるための教科書。
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 誰かに「教える」行為は、必ずしも先生、講師、インストラクターなどと呼ばれる職業の人だけが行うものではない。誰もがいつでも、教える立場になる可能性はある。そして教え方によっては、習った側がきちんと理解できなかったり、実際にやってみることができなかったりしてしまう。「教える」際に必要なこととはなんなのだろうか。

 本書のサブタイトルにある「インストラクショナルデザイン」とは、「科学的に良い教え方を追求する学問」のことなのだそうだ。つまり「良い教え方」があるということだ。教える技能によって、教える順番があり、教える側は、教わる側に必要なことと不要なことを見極めなければならず、どのような評価をもってゴールとするのかも考えなければいけない。その一連の流れが本書では、時にマンガを交えてやさしく丁寧に解説されている。

 すでに教えることを仕事にしている人でも、日常的になりすぎて、気づかない視点からのヒントを得られるだろう。また、突然教える立場に立たされた人にとっては、「こんなにいろいろな事を考えなければいけないのか」と途方に暮れるかもしれないが、ひと通り知っているのといないのとでは、まったく態度が変わってくるはずなので、一読することをお勧めする。

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